R7BY結人新酒あらばしり発売

新酒の季節は華やかに見えますが、造り手にとっては一年でいちばん緊張が高まる時期でもあります。タンクの中では発酵が順調に進んでいても、温度や香り、数値の変化を追いながら「今年も結人としてきちんと着地してくれるだろうか」という不安は、最後まで消えません。
その不安が最も濃くなるのが、搾りのはじまりです。
「あらばしり」は、搾りはじめに最初に流れ出る一番手です。圧をかけすぎずに出てくるため、酒の表情が飾られにくく、その年の“素”がそのまま現れます。だからこそ、香りの立ち方、味わいの輪郭、若さの勢いまでが正直で、造り手としては手が震える瞬間でもあります。
グラスに注いだときに立ち上がる香り、口に含んだ瞬間のフレッシュな旨み、軽やかに抜けていく後味。そこでようやく「今年も大丈夫です」と息ができる感覚があります。まだ整いきっていない若々しさがあるからこそ、この時期にしかない眩しさを味わっていただけます。
日本酒「結人」新酒 あらばしり。
これは完成形の美しさというよりも、造りの一年が動き出した合図のような一本です。短い季節の限定酒ですので、ぜひお早めにお楽しみください。
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06BY 結人「晩夏早秋」発売のお知らせ
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結人醸すおっさん
群馬県前橋市の片隅にて「結人」と言う日本酒を醸しております。柳澤酒造公式ではなく、私個人的なブログですが、お楽しみ頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。